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本好きには、何度も読み返す、お気に入りのアイテムがあるものです。

 

座右の書という表現もありますが、そこまで重い表現でなくとも、何かのタイミングで書棚から採り出してみたくなる・・・・・・

 

本日は、そんな逸品を紹介させていただきます。

 

『大木流経営論』大木昇三郎 著

 

 

装丁は、あの幸之助翁の心得帖シリーズ「実践経営哲学」を彷彿させます。

 

表紙の帯には、こんな言葉が…

 

終身雇用に家族主義

一代で世界に通用する企業に育てた日本を代表するカリスマ経営者

大木昇三郎の経営論がこの一冊に集約された

 

 

そう、集約を超え、徹底的に凝縮された教えが、抜粋して、紹介されています。

 

抜粋というのは、コチラの経営論、全4ページにわたり展開されているのです。

 

あっ、400ページではなく、4ページですのでお間違いのなきよう。

 

実は、この『大木流経営論』は、DVDソフトに付いてくる特典なのですね。

 

ところで、大木昇三郎なんて聞いたことがない、と仰るそこの貴方。

 

それも当然というか、大木昇三郎は、実在の人物ではなく、TVドラマの登場人物なのです。

 

TVドラマといえども、侮ることなかれ。

 

2007年に放映されて11年以上経っていますが、いまだに語り継がれる、いやこの先何十年も語り継がれるであろう、TVドラマの名作中の名作『ハゲタカ(NHK版)』です。

 

ネタバレになりますので、ドラマの内容については伏せますが、この『大木流経営論』、ドラマの小道具としても圧倒的な存在感を発揮しています。

 

その経営論に関わる全4ページですが、珠玉の箴言のオンパレード!

 

 

自分の願い、目標と真摯に向き合う・・・

ただ、実現のために最善を尽くし、日々取り組む・・・

人間の人生にも四季がある・・・

人として肝要なことは、出処進退を誤らぬこと・・・

資質は己の経験によって磨くことができる・・・

大切なことは失敗から学び次に生かすこと・・・

恐れるのは失敗ではなく真剣みを欠くこと・・・

トップに立つものがなすべきことは、頑張ることではない。ベストを尽くすこと・・・

己の持つ能力を最大限に生かして物事に取り組むこと・・・

 

 

キリが無いのでこれくらいにしておきますが、この『大木流経営論』の本懐は、次のことに帰結するのではないでしょうか。

 

”『ハゲタカ』という映像作品に触れ、感じたことを受け止め、自分で考え実践しなさい”

 

未だ観たことが無いという方は、感即動で、是非DVDを手に入れてみてください。

お盆休みが有意義になること、請け合いですので。

 

ではでは。

 

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櫻山 貴文

櫻山 貴文

投稿者プロフィール

1966年11月名古屋市内で生を受け、1985年3月まで名古屋弁を喋りまくる。
1985年4月、大学進学と同時に憧れの吉祥寺界隈で東京ライフをスタート。俄仕込みの疑似標準語を駆使しながら、当時の典型的な学生生活を経て、バブル真っ只中のコンピューター業界へ。メインフレームからワープロまで、システム営業を中心に約5年間、東京圏の華やかなビジネスシーンを経験させていただく。
1994年父親が経営する印刷会社にUターン転職。億単位から銭単位の商談の変化と10年ぶりの名古屋弁の世界に一瞬戸惑うも、営業職一筋で名古屋の温かい文化に浸り人情を勉強させていただく。プロバイダー事業の失敗、ファブレス化の選択、ヘルスケア小売事業参入、モバイル・マーケティング事業参入等、トライ&エラーを重ねながらも、2003年11月に代表取締役に就任。トライ&エラーを重ね、ファブレスを選択し業態変革。現在は「御社の第一印象をご用意いたします。」という切り口で、グラフィック・WEB制作、ブランディング業務に特化。2014年バリュー・プロモーション株式会社を起業、代表兼務。

中部経営塾 代表幹事
https://www.facebook.com/chubukeieijuku

明治大学校友会名古屋地域支部 広報委員会委員長
http://aichi.meiji-shikon.net/

愛知県立横須賀高校同窓会 総務
http://yokoko.jp/

一般財団法人ブランド・マネージャー認定協会1級資格取得者
https://www.brand-mgr.org/

経営品質協議会認定セルフアセッサー(2003年度より)
http://www.jqac.com/

ほめ達検定3級
https://www.hometatsu.jp/

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