このサイト、「読書を実践に活かす! 蔵書家の視点」をご覧の皆様、
初めまして、天音結里愛と申します。
本日から、こちらのサイトで、私も本のご紹介をさせていただくことになりました!
「心や魂を揺さぶられるような本」を中心に、皆様へご紹介してまいります。
末長く、楽しんで読んでいただけたら、とても嬉しいです。
どうぞよろしくお願いいたします。
「こちらのサイトで、最初に皆様へご紹介する本は、何がいいだろう…?」と、ずっと思案していました。
10歳から大人まで、みんなが読めて「心と人生が元気になる本」ということで、こちらの本にいたしました!
失敗図鑑 すごい人ほどダメだった! (大野正人)
この本は、アインシュタインから二宮尊徳、ディズニーやマッカーサー、手塚治虫から、
はては「自分のお父さん・お母さん」にいたるまで、
古今東西のいろんな人物の「失敗」に焦点を当てています。
これらの偉人たちが、
・どんなことを成し遂げたのか?
・どんな失敗をしたのか?
・どうやって、その失敗を乗り越えたのか?
などが、わかりやすい筆致と、楽しいイラスト、
そして、何よりも優しいエネルギーで描かれています。
日本では、とかく「失敗」や「失敗した人」が揶揄(やゆ)や断罪されやすいです。
「失敗から学んだこと」が軽視されやすかったり。
しかし、他の国や地域では、「失敗から這い上がった人」は、とてもリスペクトされます。
そして、「ただの一度も失敗なく、成功した人」なんていません。
何かの失敗やつまづきをしたり、
失敗した自分を後悔したり、
自己嫌悪に陥っている人が、もしいるならば、
この本を読んでほしい。
ずっと努力を重ねて、後年、成功を収めた人もいれば、
一見「失敗に見える」ようなことでも、「実は、成功のもと」だったり、
亡くなってから、後の世で評価された人も多い。
失敗って、悪くない。
失敗は、自分らしく生きるタネ、ヒント、動機。
この本は、そう思えるような、優しく「自分を肯定すること」を教えてくれます。
私も、10歳の時に、こんな本とめぐり逢えていたら、
思春期以降の、自分の人生が大きく変わったんだろうな、と感じます。
この本を読んでいて、何度も、優しい涙が流れてしまいました。
もう、自分のことを嫌いにならなくていい、
自分のことを、信じ、好きになっていい。
お子さんがおられる方は、お子さんと一緒に読んだり、
大人の方も、
いや、大人だからこそ、読んでみてくださいね。
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