今まで「センスがいい」って言葉は、漠然と使っていた。
いや、漠然というか、感覚的にというか、好き嫌いっていうか、そう「言葉にならないけど、なんとなくいい」というモノを全部ひとまとめに「センスがいい」と言ってきたと思う。
この本は「センスとは、なんでしょうか?」という問いに向き合い、誰でもが「いいセンス」を身につける道筋を立ててくれたと思う。
この本は、大切な部分というか、著者が伝えたい部分が太字で書いてあるので、要点を把握しながら読みやすく、理解しやすくなっています。これもきっと著者または編集者の「センスの良さ」なんでしょうね。
まず著者(水野学氏)は、
センスとは、数値化できない事象を最適化することである
と、定義している。
その第一歩として「普通を知ること」だと言われています。
僕もそうですが、センスの良さを求めようとすると
・誰も考えなかった斬新なことろ・・・
・どんでもない、ひらめきを・・・・
などど、ない知恵を絞って「普通じゃないアイデア」を追いかけます。
普通こそ、センスの善し悪しを測る唯一の道具。
普通という定規を持って
・普通よりちょっといいもの
・普通よりすごくいいもの
・普通よりとんでもなくいいのも
と、測っていくことでモノづくりをしていくそうです。
僕は「センスがいいね」とは言われませんが、よく「普通とは違いますね」とか「みんなと違うよね」などと言われることが多いです。
もちろん、人それぞれの「普通」という基準で、言ってくれていると思うのですが、やっぱり僕には「普通」という感覚というか、普通ってことが分かっていなんだと考えさせられました。
普通ってことを、ないがしろにしてきたので、「根本原理」とか「基本原則」とか、そういうことを、もっともっと勉強しようと思いました。
あまり、ネタバレばっかり書くといけないので、これくらいにしておきますが、この本はいい!おすすめです!
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