僕にとってバイブルの一冊。
もし、この本に出会わなかったら・・・背筋が寒くなります。
この本に出会うまでも、やみくもに、ただガムシャラにやってはいたのですが、それはやっぱり「勘と度胸」。この本で体系的(システマチック)に問題解決に取り組むようになって、とても楽になった。そういう一冊です。
この本は帯に書かれていた、まえがきの抜粋を見て、一目惚れしました。
いますぐこの法則を実行することで
あなたが失うものは何もない。
それどころかすべてを手に入れることができるのだ。
書店の本棚に一冊しか残っていなかったこの本を、急いでレジに持っていった記憶が残っています。
あっ、ブログのタイトルには長くなってしまうので、著者として「K.ブランチャード」しか書きませんでしたが、共著者に「ダナ.ロビンソン&ジム.ロビンソン」がいます。
前後しちゃいますが、急いでレジで支払いを済ませた僕は、あわてて書店の近くのカフェに入って、コーヒーを注文しました。すべてを手に入れたかったから・・・。
そして、読み終えて気がついたら、目の前には、氷が溶けてしまった水の入ったグラスと、袋に入ったままのおしぼり、冷たくなってしまったコーヒー、そして支払いの伝票がありました。
赤ペンで線も引かず、付箋もはらず、どこも折り曲げずに読んだ最初で最後のビジネス書でした。
その後、何度も読み返す前に、実はノートに全文を書き写しました。
学生時代には最も苦手だった「丸暗記」をしようと思ったからです。
この本は、小説のように読めるように書かれています。
主な登場人物は4名。
- 主人公のビル
- ビルの相棒、サラ
- 2人の上司(社長)のアンジー
- 造園業の社長、マイク
社長のアンジーの代わりに、ゴルフコンペに行き、そこで造園業を営む社長・マイクと同じ組でラウンドするところから、この物語は進展する。
ネタバレも含みますが、マイクこそ、問題解決の4つのステップ「GAPS」を考えたその人。
GAPS とは・・・
STEP.1)“あるべき姿”を求めよ
【Go for the “SHOULDS”】
STEP.2)“現状”を分析せよ
【Analyze the “IS”】
STEP.3)原因をつきとめよ
【Pin down the CAUSES】
STEP.4)適切な解決策をとれ
【Select the right SOLUTIONS】
の4ステップのこと。
この具体的なステップを知ったときの感動は忘れられません。
あと、まえがきの中にある、この本が伝えようとしていることの1つ
問題を解決するのは
ギャップを撃退するのは
あなたの責務だということ。
支援や指導やカネがないことは
言い訳にならないのだ。
という部分が、当時の僕には痛烈でした。
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