先月、無事？終了した東京五輪

なんとなく、居心地の悪さを覚え、実はTV中継はほとんど観戦していませんでした

そんな中でも例外は、そもそも好きなサッカーとゴルフの中継

特にゴルフは、時間の許す範囲で、男女とも観戦していました

そんな流れからか、先日、実家に顔を出した際、書庫を覗いていたら、目に飛び込んできたのが今回ご紹介するゴルフ関連本です

ゴルフ関連といえば、松山選手がマスターズで優勝を飾ったタイミングで、ボビー・ジョーンズの名著『ダウン・ザ・フェアウェイ』を紹介していたので、今年２度目ですね

奥付を確認すると四半世紀前、1996年9月に向き合っていたようです

私事ですが、生涯ベストスコアを樹立したのは、この本を読む食前でした

ということは、この本はスコアの改善につながらなかったのか？

いえいえ、この後、するゴルフを中退するまでにシーズン平均スコアが80台を複数年マークできたのは、この本の効果だと改めて実感できましたので、効き目は抜群と断言いたします

『私が変わればゴルフが変わる』　ボブ・ロテラ著　ボブ・カレン補筆　菊谷匡佑訳　飛鳥新社

実は、コチラの本、シリーズ３部作の第一弾ということで、日本で出版された順で続編もご紹介しておきます

『人は自分が思ったとおりのゴルファーになる』　ボブ・ロテラ著　ボブ・カレン補筆　菊谷匡佑訳　飛鳥新社

『今のスイングでいい自分のゴルフを信じなさい』　ボブ・ロテラ著　ボブ・カレン補筆　菊谷匡佑訳　飛鳥新社

実は、原書では第三弾の方が先に出版されていたようですが、コチラだけ趣が少し異なり、１８ホールに準え、優秀なプレーヤー１８名の体験談が中心という構成です

しかしながら、伝えたい本質は３冊とも変わらないという印象です

・自分のスイングを信じよう
・自分の読みは信じて疑わないこと
・目標のないところに上達はない
・大事なのは自分がどこをめざしているか
・行動を計画し、計画を実行せよ
・大事なことは、レッスンとレッスンの間に練習すること
・だれでも、いつからでも学ぶことができる
・自信をつけるには、ひたむきな努力が必要
・そこへ到達するために努力を続ける心構えがあるか
・練習や考え抜く習慣がいつか実を結ぶ
・夢と夢想の違いは、努力の有無
・自分の距離に入ったら、ホールに入れることだけを考える
・自分のショットに何があっても、すべて受けいれること
・起こることにどう対応するか
・どう考えるかは自身が決める問題
・自分がどう考えるかに責任を負っている
・正しい選択とは迷いのない選択のこと
・旅に出るか出ないかは、あなた自身が決めること
・結局、何事も忍耐力と持続力
・一流プレーヤーは孤独な練習を好む

三部作から共通する要素を抜粋してみましたが、かなり身も蓋もない内容だと感じます

そう、ゴルフに限らず、ビジネスも、そして人生も基本は変わらない

自分を信じ、受け入れるというマインドセットに始まり、
なりたい姿をイメージすることで、明確な目標を設定し、
練習、実践、改善という、弛まなぬ不断の努力を継続し、
良き師に伴走してもらい、一歩でもゴールに近づくこと

そして大切なことは、そんな自分を愉しむこと

著者も、
ゴルフは果てしなき挑戦、そして遊びである
と説いています

私的に、ゴルフというスポーツ（ゲーム）は、本質的に孤独で暗いものだと思っています

だから面白いとも言えるのですが

ゴルフが上達したいという方はもちろん、すべてのビジネスパーソンにも響くであろう名著三部作

版元は既に絶版扱いのようですが、中古本で見つけたら（若干高騰気味ですが）、是非とも手に採っていただいたい逸品です

今回もお役に立てれば幸いです