先日も、読書についてコネタにしていたばかりでした。
森信三先生の『人生論としての読書論』。
https://books.view.cafe/liberal/402/
そして、本日はある意味、究極の読書論かもしれません。
※何故、2冊並んでいるかというと、実は、買っていたことを忘れていたのですね・・・しかも1週間以内・・・自爆
それにしても、帯広告から挑戦的です。
たくさん読んでも無駄である。
自他に認める多読派ですので、これは聞き捨てなりませんね。
そして、ページをめくると、第一章の最初のテーマがいきなり、
「本などなくてもいい」
これまた煽りますよね(苦笑)
そして、煽るだけでなく、著者の文体が素晴らしく、最終ページまでグイグイ引っ張っていただける、そんな印象です。
「本不要論」の矛先は、紙の本のみならず、電子書籍にも及び、こんな問題提起が・・・(・。・;
本は文字情報だと考えるなら、電子書籍の便利さは、どうも否定しようがない。本ばかり読んで、あるいは読んだふりをして、かえって馬鹿になる人間は、あとを絶たないどころか、どんどん増えてくるかもしれない。<p15>
なんだか、自分のことを言われているようで、読み進めながら、脂汗が・・・
そして、本への批判は、枠を超えて、文字の批判へと展開します。
ここまで、お付き合いいただき、著書は本嫌いなのかと錯覚してしまう方もいるかもしれませんが、筋金入りの読書愛の持ち主だから面白い。
おかげさまで、小生も、まんまと、
『パイドロス』 プラトン著
『中島敦「文字禍」』 中島敦著
『読書について』ショーペンハウエル著
を、ポチっとオーダーしてしまいました。
その他にも、
デカルト
吉川幸次郎
伊藤仁斎
荻生徂徠
本居宣長
と、著者の愛読遍歴が続きます。
小生が読了したことがあるのは、唯一、本居宣長の『うひ山ふみ』くらいですが、数回再読しただけで、まだまだ血肉のレベルではありませんでした。
それにしても、コチラの新書と出会って、
自分の愛読書とは何か?
そもそも愛読をしているか?
と、自問自答する機会をいただけたことに感謝ですね。
五十路に突入して数年経ちますが、本格的な林住期に向け良い機会をいただいた
そんな読後感です。
あっ、警戒されている、そこの貴方、大丈夫ですよ!
実際、そんなに面倒くさいことは書いてありませんので。
そして、こちらのコラム、引き続き出番をいただけるなら、
2019年は、著者のいう愛読書と称することができるアイテムを、1冊でも多くご紹介したい。
そんな想いも抱くことができました。
もちろん、ユル~い読後感も織り交ぜて。
それにしても、2018年、オーラス近くで、インパクトの大きい新書とご縁をいただくことができ、感謝の気持ちでいっぱいです。
2019年もすてきな書縁に恵まれますように!
ではでは。
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