今でこそ、名著『経営者の条件』を何度も読み返したりしていますが、自身はじめて読んだのは、こちらのシリーズでした。
2000年の刊行ですから、書縁からもう19年経っているのですね。
実は、シリーズ一作目の『プロフェッショナルの条件』は、何度も人に渡しては、その度に再購入していた想い出深い本でもあります。
何れにしても、このシリーズから、冒頭の『経営者の条件』をはじめ『マネジメント』『すでに起こった未来』等の著作に赴くことになりました。
そういえば、リアルタイムで新刊を手にしたのは、『ネクスト・ソサエティ』(2002年)が最初でしたね。
自身、ドラッカー先生の著作との邂逅から20年目にして、ようやく時間管理を本格的に実践し始めたりと、体系的な取り組みには程遠いのですが・・・(;^ω^)
ところで、コチラのシリーズ、
『プロフェッショナルの条件【自己実現編】』
『チェンジ・リーダーの条件【マネジメント編】』
『イノベーターの条件【社会編】』
と、上記3冊が立て続けに刊行されました。
しかしながら、シリーズの殿を務める、
『テクノロジストの条件【技術編】』
だけは、5年ほど間をあけてからの刊行でした。
そんな流れから?、実は、一昨日まで、コチラには目を通したことが無かったのです・・・(;^ω^)
今回、初めて向き合って、技術論というより、一種の哲学本という印象を強く持ちました。
今後20~30年の間に、コンピュータの出現から今日までに見られたものよりもはるかに大きな技術の変化、産業構造の変化、経済構造の変化、さらには社会構造の変化が見られるようになる。(p66)
みずから継続して学び、人に教える。(p80)
イノベーションを行なう者はみずから出かけ、見たり、聞いたりしなければならない。イノベーションに成功するには、左脳と右脳の両方が必要である。数字を見るとともに、人を見なければならない。(p223)
イノベーションとは、天才のひらめきではなく仕事である。それは知識、創意、集中を必要とする。(p224)
今日われわれが知識とするものは、明日の行動のための情報、成果に焦点を合わせた情報である。(p282)
そういえば、昨日読了した書籍の巻末に、こんな言葉が紹介されていましたね。
「試す人になろう」
「人生は見たり、聞いたり、試したりの三つの知恵でまとまっているが、多くの人は見たり聞いたりばかりで一番重要な“試したり”をほとんどしない。ありふれたことだが失敗と成功は裏腹になっている。みんな失敗を恐れるから成功のチャンスも少ない」
ちなみに発言の主は、イノベーションの天才・本田宗一郎翁です。
大切なことは、ドラッカー先生の教えを受け、自分で考え、先ずは試してみることなのでしょうね。
実践に勝るものなし!
引き続きお役に立てれば幸いです。
ではでは。
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