25年ぶりの全勝対決の朝を迎えました。
ラグビーワールドカップがフィナーレを迎えて1か月。
日本のラグビー界は、例年どおり佳境を迎えております。
12月第一日曜日は、ラグビー早明戦。
今年で95回目の定期戦ですが、同じ対抗戦グループで大学選手権9連覇と躍進した帝京大学の存在もさることながら、四半世紀ぶりの全勝対決という珍事?は、ここ最近の母校明治大学の不振が、大きな要因の一つかと存じます。
それでも、昨年度、盤石と思われた帝京大学の連覇が途切れ、我らが母校明治大学は、22年ぶりに大学選手権の王者に返り咲きました。
先週の対抗戦でも、その帝京大学を40対17と圧倒。2年連続で、難敵を退けました。
一方、早稲田大学も9年ぶりに帝京大学をラストワンプレーでうっちゃり、伝統の早明両校が、無傷のまま相まみえることに。
オールド・ラグビーファンとしては、否が応でもテンションが上がります。
特に、OBとしては、伝統ともいえる重戦車フォワードが進化した上で、完全復活したようで、嬉しい限りです。
そんな重戦車フォワードを育て上げ、日本ラグビー界の至宝と謳われた名将が、本日ご紹介する北島忠治先生です。
☆早稲田大学の大西鐵之祐先生の著書は、先んじてご紹介しておりましたね。
https://books.view.cafe/liberal/370/ 『闘争の倫理』
『前へ 僕が明大ラグビーに求めたもの』 北島忠治著 社団法人社会経済国民会議
奥付を確認すると、平成元年12月の発行日ですから、ちょうど30年前の書籍ですね。
冒頭の推薦文は、当時の日本ラグビーフットボール協会会長・阿部譲さん(東京帝国大学OB)が、認めています。
明治大学ラグビー部が、展開とゆさぶりの早稲田大学ラグビー部とは対照的な、フォワードの強化委を軸とした力と縦の突進ラグビーを信条に、しかもフェアプレイに徹してラグビーファンを魅了して参りましたことはご承知のとおりです。<P1>
そう、“縦の突進とフェアプレイ”を一言で表すのが、本日ご紹介するアイテムのタイトルでもある、
『前へ』
という教えなのです。
そして、北島先生ご自身も、本書で、その信念を堂々と披露されています。
僕たちが創部時代から今日まで目指し、そして常に実行してきたラグビーは、
「前へ・・・・・・、ただひたすら前へ」
というラグビーだった。
なぜ“前へ”なのか。世の中には、前へ進むために横へ流れたり、ステップを踏んで目前の敵、障害物をかわして前進しようという考え方もある。でも、僕の考えは違う。とにかくゴール、目標へ向かって一直線に走る。・・・・・・とにかく“前へ”。ためらわずに“前へ”進め。それはつらく長い道のりかもしれないが、ゴールへの最も近い道であると僕は確信している。<P81-P86>
私事になりますが、53年の人生、ツラいことも、凹むことも沢山ありました。
しかしながら、この「前へ」という教えに出逢えたことで、公私ともども、明るく楽しく元気よく、人生を愉しむことが出来ていると確信しています。
本日の伝統の一戦、母校の勝利を願うのは山々ですが、勝ち負け以上に、“前へ”の教えを愚直に表現してほしい。
そんな姿を見つめることで、明日への鋭気を養うことが出来るのです。
※コチラは、8年前に出版された新装版です
そういえば、ラグビーワールドカップの盛り上がりに乗じたのか、それとも母校の完全復活を純粋に讃えていただけているのか、ほぼ同時に、関連本が三冊も発刊されていたようです。
ちなみに、何れも未読ですが、本日の試合に感化され、3冊まとめて、ポチっとしてしまうかもしれません(;^ω^)
さあ、本日14時キックオフ。
チケットは完売ですので、皆さん、テレビの前で、早明両校の雄姿を見守って参りましょう(^_-)-☆
今回もお役に立てれば幸いです。
ではでは。
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