これは、迷著です!
そして、読書週間に相応しいと想える1冊です
小生も、ちょうど1年前の読書週間真っただ中で書縁をいただいておりました
是非とも、書斎もしくはリビングルームに鎮座いただきたいアイテムです
そう、積読することで読書が完結するのですから
・いかに本を読まないか
・「完全な読書」を諦める
・読めなくてもいいし、読まなくてもいい
・完読という叶わない夢
・タイミングが来るまで「積む」
・そもそも本は読まなくてもいいか
・積読で自己肯定する
・自分のための積読環境をつくる
・積読は、書物の本質的な在り方のひとつ
そして、積読とは、情報の濁流の中にビオトープをこしらえることに他ならない
そんなことを、著者は読者に訴えかけます
訴えかけるといえば、この4年間、「本の日」のタイミングで、読書関連本を紹介し続けていました
☆本日11月1日は「本の日」
https://honnohi.com/page-13/
昨年はコチラの170年前の古典を紹介していました
https://books.view.cafe/liberal/745/
一昨年はこんな速読術関連アイテムを紹介していました
https://books.view.cafe/business/576/
3年前は、読書論についてコネタにしておりました。
https://books.view.cafe/liberal/402/
その後、こんなのもコネタに・・・
https://books.view.cafe/liberal/421/
はてさて、来年以降も続くのでしょうか・・・
ところで、本日のアイテムの中では100冊を超える参考文献が紹介されていますが、それを眺めているだけでも何かしら効果がありそうです
その中から新たな書縁に恵まれたのが、コチラの逸品です
『思考の取引』 ジャン=リュック・ナンシー 著 西宮かおり 訳 岩波書店
書物とは、閉じと開かれのあいだにあるもの
「積んでいる」状態と「読んでいる」状態のあいだに書物があり、その両方の状態を行ったり来たりしている
書物とは、時間を蓄積するもの
もう一冊、コチラの書縁にも恵まれていたことを紹介しておきましょう
『読んでいない本について堂々と語る方法』 ピエール・バイヤール 著 大浦康介 訳 ちくま学芸文庫
図書館司書は、数十万冊の蔵書を通して読むことができるわけがないので、そもそも本を読んではいけない
そして、そもそも「本を読む」という行為は、何をもって定義されるかは大切ですよね
そんな意味で、読まない状況、つまり「積読」していることを肯定的にとらえるとともに、自己肯定感も高まるという素晴らしい書籍
『積読こそが完全な読書術である』 永田希 著 イースト・プレス
すなわち、名著ですね!
そういえば、コロナ禍の中、台湾の天才オードリー・タンさんの読書法(眠っている間に読んでしまう方法)を知ったことが、書縁への導きだったような記憶です
さあ皆さん、この機会に乗じて
たくさん本を積みましょう
今回もお役に立てれば幸いです
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